松下幸之助さんの言葉

 


「企業が社会に役立つ仕事をすれば、社会から利益という形で還元される。だから、社会に、役立っているかどうかは、利益が上がっているかどうかみればいい」

「多くの人を使い、多くの資材を使って利益を上げないような無駄な仕事をして、多くの人の努力を無駄にし、資源を無駄にしているのは罪悪だ」

よく世間では商売だから儲けるときもあれば損するときもある、得したり損したりしているうちに成功していくというが、自分はそうは思わない。

絶対に損をしてはいけないのである。

もし、それができなかったら、それは環境でも、時宜でも、運でも何でもない。経営の進め方に当を得ないところがあるからだ。それを『商売は時世時節で得もあれば損もある』と考えるところに根本の間違いがある。

商売というのは、不景気でもよし、好景気であれば、なおよしと考えなければいけない。商売上手な人は、不景気に際してかえって進展の基礎を固めるものだ」