一面的な思考に陥りがちな人

一面的とは、市場がありそうだから参入しようと考える人
多面的とは、市場がありそうだけど、参入するか参入しないかあらゆる方面から考える人

一面的を辞書で調べると、

意見や観察などが、ある一つの面にかたよっているさま

多面的を辞書で調べると、

ものの在り方や見方がいろいろな方面にわたっているさま。「試案に多面的な検討を加える 」

と出てきます。

一面的とは、ある一面に片寄っている考え方なので、

思い込み
検討不足
見落とし

につながります。

中国の古典の考え方で、

「思考の三原則」

というものがあります。

1.目先にとらわれないで、出来るだけ長い目で見る事

2.物事の一面にとらわれないで、出来るだけ多面的に、出来れば全面的に見る事

3.何事にもよらず、枝葉末節に捉われず、根本的に考える

マツシタホームの松下社長は、

①長期的、②多面的、③根源的

と要約してくれています。

一面的に考える人というのは、目先だけで考えがちという事です。
多面的というのは、中長期的な成功を念頭に置いている人のみ自然に出てくる考え方なんだと思います。

目先ばかりを追いかけるという事は、本質も見いだせず、枝葉ばかりに捉われて生きる事にもなります。

多面的に考えられるようになるためのスタートは、

「答えは一つではない」
「常識にとらわれない」
「自分の経験や思い込みにとらわれない」

という事です。
また、目先の目的ではなく、

これからの将来における目標、目的に対してどうすべきか?
という考え方を持てない限り難しいでしょう。

先を見据えて考える、あらゆる選択肢のシミュレーションを行う
頭を使います。
逃げずに向き合い、頭を鍛えましょう(^^)/